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電話のお仕事01

勤めている会社は愛知県犬山市に工場をもっています。
で、最近、毎週、出張しています。

電話交換機を変えたり、電力・電話・LANの配線を地中埋設したり、とかいう、
ネットワーク屋さんにしてはちょっと特殊なお仕事。

でもって、一辺約1kmの工場を歩き回ります。
PHSアンテナの取り付け位置を指示したり、地中配管からの立ち上がり位置を確認したり、
電話機の台数と使い方をヒアリングしたり、いやがらせのように電話をかけまくったり。

で、電話の話なんですが、電話交換機って配線に番号がくっついているんですね。
これがやっかい。人が移動するときに電話機を持っていっても電話番号が電話機にくっついている
わけじゃないんで、番号を配線に割り当てなきゃいけない。
ところが、でっかい工場なんで、配線がきちんとしていない、いや、普通はきちんと
しているんだろうけど、みかかの担当者がちょっとアレで、端子盤はすごいぐちゃぐちゃになっていて、
番号割り当てを変えるのも、どの配線に割り当てたらいいかわからない。

これ、IP電話のほうが絶対に楽だよね。

そう思いました。で、IP電話で失敗している人が多いと思いますが、
これは無理矢理、情報系のLANと混在させるからじゃないかな。
メタルで400対を張ること考えたら、20芯のファイバを伸ばして1000Base-LXで配線したほうが
絶対楽だし、端末もIPアドレスで処理できるし。
スイッチもCisco Catalyst3750 はだいぶ安くなってるし、
呼制御はソフトスイッチとかIP Centrexとか使えるし。

工期を考えたら、IP電話がおすすめです。電話機持って歩けるしね。
PBXメーカーが作ってる多機能電話機なんて、その機能を全部使ってる人、見たことないしな。
大規模移転の稼動工数を考えたら、IP電話のほうが安いかもな。
ただ、障害時は泣けると思う。某SIerが導入でこけて、技術営業が1年間、張り付いていたし。

なんにしろ、設備にお金をケチったらあかんです。全国の経営者のみなさん。