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2007年05月06日

システム使い捨て論

あさたかでございます。なんか話のマクラがほしいですね。
落語とか読もうかな。最近、寄席いってないな。

システム使い捨て論、ということで、ちょっと書いてみます。
過激なんで、会社のブログに書くのはちょっとやめようかな。

x86のサーバ系のハードウェアの寿命ってだいたい3年がいいとこだと思うんです。
DELLとか、HPとか、その他国産も。
そんでもって、3年もしたらもっといいハードウェアが出揃ってくる。
しかもお安く。(まあ、これからはどうなるかわからないんですが)

で、ソフトウェアの進歩ってのもまた3年ぐらいのスパンみたいで、
AjaxとかGoogleとかWeb2.0とかASP.NETとかJ2EEとかFlashとかMingとか。
もう、俺、何をどんだけ勉強したらいいのー、って感じで。

そいでね。業務も変わるのって早いんですよ。
合併したり、買収されたり、部門統合したり、子会社吸収したり、事業部増やしたり、
ナントカ部が新設されたり、課長の数が平社員の数より多かったり、とかね。

そんなわけで、ざっくりですが、企業を見渡したときにシステムの寿命って実は3年くらいなんじゃないかと。

で、作り直しをするんですが、よく言うのは
「焼き直し」
ってことで。
おんなじものを別のソフトとハードで作り直す。

あほ、ですね。
ハードとソフトにあった設計ってのがあるもんだけど、
設計しなおすのが面倒だから、工数が足りないからって。

もっと高度なことを少ない労力でいろいろとできるのに。
だからシステム屋は信用無くすんだよね。

まあ、そうはいうものの、PC管理者やネットワーク屋だっておんなじですが。

5年もおんなじハード使ってれば、いつ壊れてもおかしくない。
メモリは足らなくなってスワップばっかりするし。
.NET FrameworkやAnti-Virusソフト、おまけにセキュリティ対策の監視ソフトとか山盛りで、
そりゃ、動作も遅くなりますよ。あさたかみたいにチューニングばりばりしてないと。

ちょっと計算してみたらわかるけど、3年で買い換えても、5年で買い換えてもコストってあんまり変わらない。
リスクとか工数ロスをあまーく見積もってるから、もしかしたら3年のほうがだいぶ安いのかもしれない。
ついでに使用者のイライラはもっとよくないし。

システムもおんなじだと思うんだよね。5年も持つシステムなんて考えられない。
昔のメインフレーム時代はそれで保ってたけれど、それは国産がずっと強かったからで、
いまやアメリカ産のアーキテクチャにべったりなのに、メインフレーム時代の考え方だけが、
企業の中に残っている。しかも年を取って権力を持ってる人に限って、そういうのが残ってるんだな。

最近ご無沙汰なわけ

最近、こっちのブログがご無沙汰なのは、以下の3つの理由によるのでございます。


1.会社のブログに書くのでいっぱいいっぱい。
2.仕事が忙しいはずはないのに、なぜだか早く帰れない
3.AirEDGEのつながりがいまひとつ

ってなわけで、ちょっとモバイル通信環境を整備したいのです。
E-MobileなるHSDPA規格を用いた3.6Mbps常時接続なサービス@5000円per月、なんてのも
ありますが、どうなんでしょう。

ちなみに携帯電話を機種変更しまして、ようやくCDMA WINです。
W51S、ソニーエリクソン、メモリースティックです。囲い込まれました。
mixiモバイルなんかはこっちでチェックできるようになって、いいんですが、
日記はかけないんだよね。Kirikuzudoにリンクさせてるから。分離しようかな。

鴨川チェロ

ご無沙汰してます。あさたかでございます。

最近、休みの日に天気が良いと、鴨川まで出てチェロの練習をします。
というのも、あさたかの部屋は壁がとても薄く、消音器付きでメゾピアノ以下の強さでないと、
隣の部屋や上の部屋に音が響きまくってしまうのです。
ちなみに隣の部屋でバンドの練習をしてる大学生はそんなこと、毛ほども気にしてないみたいですが。
まあいいや。
で、チェロを売ってくれたお店のひとが言うには
「できれば消音器はつけないで弾いてほしい、チェロによくないから」
とのこと。
確かに、余計なものつけると共振周波数とか振動モードとか変わってくるし、
あらゆる材料は半分生き物みたいなもの(結晶化とかクリープとか)で、
楽器なんかは構造自体が材料に左右されるような形で、そういうところに本来とは違う振動を与えつづけると、
いざ素になったときにきちんとした音が出なくなる、というのは機械工学科にいたからなんとなくわかる。

というわけで、長い冬の終わりを待って、4月の半ばから天気の良い休日は外でチェロの練習をしています。
はじめは恥ずかしかったのだけれど、だんだん平気になってきました。

普通に通り過ぎていく人、ちらちらと見る人。
2、3歳くらいの子供や犬はものめずらしそうに寄ってきたり。
これってチェロですか、とかお年寄りに声をかけられたり。
通り過ぎたカップルの片方が「あなたもやってみたらー」とか言ってたり。

なかなかそういう反応も面白いです。

で、4月の終わりの休みにも、そんな風に練習してたわけなんですが。
ちょっと日が傾きはじめた頃に、アングロ・サクソンな方に声をかけられまして。
「僕が弾いてるところを写真取ってくれない?」(もちろん英語で)
と。カメラを渡されて。ん?僕が弾いてるところ?まあいいや。
「いいですよ。」

で、あさたかがカメラを構えると、その人はすっ、と弓を動かして曲を弾き始めたわけです。

ヨハン・セバスチャン・バッハ 無伴奏チェロ組曲 1番 プレリュード

初めて、生で、この曲を聴きました。すごい。すごうま、です。
カメラを渡された以上、とらなあかんので、アマチュア・フォトグラファの能力を出し切って撮影はしたけど。
音に気をだいぶとられていた。

で、終わって(短い曲だから2~3分くらい)、カメラを返しながら聞くと。
「ああ、僕はプロフェッショナルだからね」

え?そうなん?っていうか、どこかで見た覚えが。。。って、ああ!
某オケのチェロ奏者じゃん!そら、うまいわ!

その後、しばらく彼は僕のチェロを握ったまま、いろいろアドバイスをしてくれました。
というのも、その日の僕の練習開始からずっと隣のベンチで彼は書き物をしていたのです。
っていうことは、俺のしょぼい音を全部聴かれていたという。。。恥ずかしい。。。

でも、ただ一音出すだけでも、違うんですね。
その楽器本来の、出すべき音、みたいなものが、出てる感じで。

「フォームは悪くない、あとはきちんとチェロの振動を感じて、それに乗る感じで右手を使うんだよ」

そんなことを言われました。

それ以来、ずっといまひとつな天気で、外で練習できていないのですが、また、外で練習できたらいいな、と思っています。
っていうか、また会えないかなあ。いろいろと聞きたいこと山盛りなんよね。