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腕を広げて、顔をあげて

ちょい前に話題になった「鉄コン筋クリート」を見てきました。
うん。よかったです。思い返すと細かいところでいろいろと、うーん、それどうよ?ってとこはあったけど。
ま、見てる最中は呑まれていたんで。

そいで、映画を見たのは久しぶりだったからなのか、
見終わったあとにちょっとトリップ状態になっていました。
なんかね。目に映るものがいつもと同じものでもちょっと違うんです。
色合いやそういうものが変わるわけではなくて、なんでこれを見落としていたんだろう、って感じで。
いままで、なんだかフィルタされていたものが、すっと飛び込んでくる。
目に映ったものが、直接、脳にというか心にというか、入ってくる感じ。

で、それで思いだしたのが、チェロの先生が言ってた、
「心が閉じちゃうと、いいものも入ってこなくなるんですよ」
「そういうときって、何やってもうまくいかなくて、チェロを弾くのもすごく辛いんですね」
ということば。

聞いたときは、よくわかんなかったけど、いまはよくわかったかも。
で、今日のチェロのレッスンはフィルタがとれていたせいか、すっ、と入ってきて。
とてもよかったです。ピッチはずれまくってましたが。

腕を広げて、顔をあげて、にやり、と笑って、何でもこい、受け入れてやる、ってな感じが
生きてくってことなのかなあ、と思いました。

お金ないけど、やっぱときどき映画とか見なきゃね。