コンピュータという名の神に捧げる踊り
勤め先で停電がありました。といっても計画停電。一ヶ月くらい前に何時から何時までとまりますよー、って
連絡がある類のものです。
なんでも、本社内のおおもとの受電設備に変更を加えるらしく。
3kv近い高圧らしいので、止めないと変更作業中に感電死してしまうとのこと。
そりゃ仕方ない。
で、コンピュータという神様たちは電気がないと生きていけないわけで、
一時、仮眠いただくわけです。
ところが、神様が眠ってしまうと、会社というものは回っていかないようになっています。
不便な世の中ですね。
で、世の中のまともな企業は発電設備を自前で持っていて、
それはビルの地下に埋められたディーゼル発電機だったり、飛行機のエンジンだったりするわけです。
もちろん山のようにバッテリーも積まれています。
しかしまともな企業ではない私の勤め先は発電設備なんか持っていないので、
停電する間はやっぱり仮眠をとっていただくしかない。
で、せめて、停電してる時間+前後3時間程度が神様の仮眠時間になるようにがんばるわけです。
だから朝は5時起きで会社に行って、サーバールームでコンピュータを片っ端からOFFにしていくわけです。
実を言うと、きちんとスクリプトを仕込んでおけば、こんなことはする必要ないんですが、
やっぱり最後の最後は人手で確認しないと不安なんでしょうね。
スクリプトで止めたい、といったらボスに怒られました。もう二度と言いません。
実際には1時間半くらいあれば全ての神様に眠っていただくことができます。
ただし、その間、私は狭いサーバールームの中をくるくるとまわり、
指をカタカタと動かしつづけなければいけない。
傍から見たら踊ってるみたいに。
で、今日のタイトルは「コンピュータという名の神に捧げる踊り」なわけです。