落語の後
昨日20日の話ですが、落語を聴いてきました。
市民寄席といいましてね、京都市が主催してるイベントなんですが、
京都芸術文化センターの2F講堂で。こう臨時の舞台をつくって。
今回でどうやら279回目らしい。
知られざる、ですな。
若い人とかまわりにあんまりいないし、落語って年寄りのものってわけでも
ないとは思うんだけど、歳をとった人が多かったね。
演目は以下の4題。
「七度狐」
「堪忍袋」
「めざせ甲子園」
「百年目」
笑わせてくれたのは「めざせ甲子園」ですね。ネタの流れ方が漫才に近いからかもしれない。
一人漫才、ってな感じですかね。
でもって、ほろり、とさせつつも、なるほど、ってなのが「百年目」。
いずれにしても、落語ってのはすごいもんだね。
あの、床几で音を立てるのやら、扇子を使って、こう、ととっと、ってな感じで徳利やら煙管やらを
再現する。言葉や立居振舞からまわりの様子まで見えてくるじゃありませんか。
特に「百年目」で旦那が番頭に「だんな」の由来を話してるあたりなんか、
こう、縁側に床の間に庭の老松までがあるような感じを受けましてね。
これが芸かと、感心いたしました次第でございます。
映画も結構ですが、たまには落語なぞも。