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企業内コンピュータ関連消費電力についてのメモ 01

実はかなりの損失ではないのかと、直感的に思った。

企業向けのメジャーなもので、電力消費まで考えられたプログラム/システムは、はっきり言って皆無。

エコロジーだの、なんだの、と声高に叫ばれて、クールビズ/ウォームビズをしている中。

コンピュータの消費電力はうなぎのぼり。PC向けプロセッサのTDPだけでも80Wとか。

企業内では一人一端末状態で、電話機より多い。

加えて。サーバはさらにTDPの高いプロセッサを積んで24時間フル稼働。

UPSとスイッチング電源の力率もいまひとつ。

おまけに空調で年間を通じて、一定温度に。夏場でも24度。冬場でも24度。

600W級のサーバ一台で動いているシステムはというと、とんでもなくお粗末で、
そのくせやたらとCPUとメモリとHDDをまわして電力を使う。(JavaとかPerlを使ってるからか?)

情報漏洩対策、セキュリティ対策、アクセス制御、うんたらかんたら。
どんどんとアプリケーションは重くなり、同じ情報を処理するための電力消費は膨らむばかり。
(情報っていうのが何かを忘れてしまって、飾りをつけることに必死になっているみたいで)

いったい俺たちは何をやっているんだろう。なあ。全国のコンピュータ関連SE諸君。
他の健全なエンジニアたちは青い空を未来の子供たちに残すために必死で働いているらしいのに。

僕らはその空を灰色にするために一日16時間も働かなきゃいけない。

しかもそれで誰かが幸せを感じるわけでもない。感謝もされない。
あいつはSEだからねー、と陰口を叩かれて終わり。

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というわけで、自分の働いている企業内で使われているコンピュータに関連する電力消費を
一度、本気でカウントしてみようと思いました。
そして、そのオペレーションコストに見合った成果をコンピュータシステムたちは
上げているのかどうか、俎上にあげてみたいと思います。

つづく