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改革妄想

お風呂に入ってる間、ずっと社内の情報システム(←この言葉、あんまし好きじゃない)を
改革する妄想に浸っていた。

まあ、最終目標は単純化と集約化とモジュール化とソフトウェアファブリフィケーション化。
それぞれ説明していくと。。。

・単純化と集約化
Webサーバは全てFW2枚で作ったDMZに設置。社内からのアクセスも社外からのアクセスと同様に
制限をかけて、NIDS/HIDSできちんと監視する。DBサーバはバックエンドネットワークを別に設ける。
というか、もうFiberChannelかInfiniBandでWebサーバに直繋ぎでいい。
VPNとかは使わずに社外でも社内でもシームレスな操作感。
パスワードも一個だけ。SSLでも、VPNでもほぼ一緒でしょ、ってね。3DESとRC4の差はあるけど。
DBサーバのストレージは2TBくらいを積み重ねていく感じ。
これらのサーバの管理用に別のネットワークを組む。最近のサーバはEthernetの口が3つあるし余裕。
ほんで、こいつらはデータセンタ並のサーバ室に置く。
電源はUPSを使わず、集約型の無停電電源装置300KVAくらいのを2基置いて対応。

・モジュール化
全てのサーバはおんなじ構成になるように、あらかじめある程度の余裕を持って購入して、
予備を置いておく。で、3年リースで3年毎に一斉にリプレイス。
ソフトウェアはOSに対して疎結合なものを準備。まあ、無理ならVMwareやXenなどの選択肢もあり。

・ソフトウェアファブリフィケーション
結局、ソフトウェアの開発に時間がかかるのは仕様が確定しないためで、
これはソフトの専門家であるSEがシステムの専門家ではなく、
しかもそのソフトウェアを使うお仕事の専門家でもないために、
実際にそのソフトウェアを使う人のこととか使い方を把握するのに時間がかかるから。
というわけで、仕様はそのソフトウェアを使う人が書けばいいわけで、
SEはシステムエンジニアではなくソフトウェアエンジニアとなり、
ひたすらソフトウェアの製造に打ち込む、ソフトウェアファブリフィケーターとなる。
無駄な時間がお互いに減って、幸せになれるし、お仕事の変更に迅速に対応できる。

これらの結果、ITに関連する人の数が大幅に減るのと、設備の増加を抑えられるのとで、
だいぶTCOが減るんじゃないかな。まあ、それよりもなによりも大きいのが、
ユーザーが自分の意図するツール(ソフトウェア)を自分の思っているものに近い形(Webだけど)で
迅速に準備できて、それを社内だろうが社外だろうがシームレスに利用できる。
結果、常に新しい仕事のスタイルへと変化していくことが可能になる。
これは新しいビジネスモデルへの素早い対応が可能な、強靭な会社の条件の1つである。

っというところまで考えて、風呂を出ました。
まあ、要するに、一般の企業で言われている情報システム部門は、
完全にITインフラ屋として下支えに特化するべきで、人の仕事のコンサル真似ごとなどは
やめてしまったら、ということです。結局、お前らの自己満足だろ?って思う。
多くのシステムエンジニアに対して。もちろんそうじゃない人も何人か知ってるけど。

こういうことを最近、始終考えていて、それが顔に出ているというか態度に出ているせいか、
同じ部署の人達と仲が悪くなってきました。他の部署の人達とはまあまだマシだけれど。
けど、他の部署の人達の人任せなスタンスに対してもついつい冷たくなってしまって、
まあだんだんと仲が悪くなるわな。
でも自分がきちんと仕事をできてるわけじゃないので、それを言えずにストレス蓄積かな。

がんばってこういう話をきちんとまとめて、構成やかかるお金やスケジュールまで引いて、
話をせなあかんのだろうけど。(もう25歳も間近だし)
この効果が理解していただけないことが目に見えているので意気消沈。やる気どん底です。

あれです。スピッツの歌じゃないけど。
「かぎりある未来を、しぼりとる日々から、抜け出そうと誘った、君の目にうつる海」
ってね。いい歌だよね。「愛のことば」

そろそろ未来のある仕事をしたいですね。
という愚痴でした。